前回のnoteでご紹介した千葉の牧場と観光施設をきっかけに、先日素敵な映画の試写会に参加してきました。
愛犬トッドとの出会いをきっかけに、アメリカ西部の郊外で農場を創り上げたある夫婦を密着したドキュメンタリー映画。
荒れ果てた農地に農薬を使わない伝統的な農業を根付かせるため、根気強く奮闘した8年間を追ったこの映画は、その出来事を辿るだけに留まらず、自ら撮影監督を担った夫のジョン・チェスターによる美しい映像で彩られ、大自然の美しさにはっとさせられる瞬間に溢れた作品でした。
様々な作物や動物を混在させながらそれぞれを育てる事で、それぞれの生命体が互いの成長に影響を及ぼし合い、それらを注意深く見つめ続ける事で化学物質に頼らない農場が築かれていく。そしてその土壌は力強く、豊かであること。
形態はそれぞれではあるけれど、同じく生き物と自然を中心に据える施設を設計する私たちにとって多くの気づきを与えてくれる映画でした。
この作品からもう一つ感じたのは、ジョンとモリー二人の夫婦が自分達が信じる理想の未来を実現させるという強い意思を持つ事で、周りの人々を動かし、共に日常の一つ一つに意味をもたらす事でした。
翻って今回の私たちの計画は楽しいことはもちろんありながらも、時に厳しい状況に直面することもあります。でもそんな中でも、私たちが目指す理想はどんな場所なのかを互いに確かめ合う事で、一つ一つを前向きな気持ちで進めていけるようにしたいと改めて思いました。
公開は3/14とのこと、とってもおすすめです!是非!