今回はレビューのご紹介第3回目です。
今年のレビューのご紹介はこれで最終回となります。
家づくりのご依頼やお問合せをいただく際、レビューを読んで連絡しようと思ったと言っていただくことがよくあります。
TAIMATSUとの家づくりがどのように進むのか、どのような雰囲気なのかが伝わると思うので、家づくりのパートナーにTAIMATSUを検討してくださっている方は、ぜひ前2回のレビューのご紹介もお読みくださいね。
さて、今回ご紹介するのは、とても素敵な文章で私も楽しく読ませていただいた、「YNハウス(仮)」のお施主さまのレビューです。
『英語でコミニュケーションが可能な建築家を夫が探していて、TAIMATSUさんと巡り合ったのが依頼のきっかけでした。お会いする前にホームページで過去のお仕事などを拝見したら、素敵な住宅に加えてキャンプ場や牛小屋(!)まで設計されているではないですか。これはおもしろい人達に違いないと迎えた最初の打ち合わせ。気さくなお二人の人柄、ジャム作り(TAIMATSU製甘夏ジャム美味しい!)に山登りと共通の趣味も見つけ、この人達で間違いなしと決めました。
家造りにおいては、なるべく細々部屋を仕切ったりせず、広くて解放的な空間が希望でした。
決して広い敷地ではなくしかも変形的な土地でしたが、見事に私達の要望する空間を実現してくれましたし、それは想像以上でした。特に1階は高い天井と間仕切りのない空間、庭へ繋がる窓辺、通り抜ける風、キッチンに浮かぶターコイズブルー、明るい玄関、大好きな場所です。猫も内と外の曖昧さを日々堪能しているようです。3階は第2のリビングのようでもあり、ある日はゲストルームとして、ある日は物作りの場所として、流星群予報の夜にはテラスに寝そべったり、と柔軟性のある場として大変重宝しています。完成する前は「3階なんて滅多に行かないんじゃないか、ただの物置き部屋になるのでは」と少し心配していましたが、それは全くの杞憂でした。
元々ゲストが多い我が家でしたが、新居ではさらに多くの人を迎えられるようになりました。夫の故国では誰かを家に泊めたり反対に泊まらせてもらう事が多く、親戚だったり、友人だったり、知り合いの知り合いだったり、うちもその東京拠点になれたらいいなと思っていたのですが、その目論みは叶い、すでに何人も何組も泊まっていってくれました。何度でも言いますが東京下町の狭小地でそれが叶うのはやはり設計の力だと思います。10人位で食卓を囲んでも圧迫感なしです。
建築中の仮住まいが海外でしたが、メールやLINEメッセージはもちろん、しょっ中お電話くださったり、ZOOMで意見交わしたりと納得行くまでお話しできました。最初のヒアリングから始まり、その後話し合いを重ねる過程で、私達の好み、どんなふうにこれまで暮らしてきて、そして新しい家ではどんな暮らしをしたいのか、そんなことごとをいつのまにかしっかり掴みとってくれて、おそらく自分達でも曖昧にしか把握できていなかったこと、あるいは思い描けていなかったことをカタチにしてくれました。
光も風も人も生き物も出入り自由という理想の家が建ちました。
TAIMATSUマジックで、街にもっと燈が灯されていくといいなあと思います。』
私はこのプロジェクトに直接関わってはいなかったのですが、竣工や写真撮影の際に見学に伺わせていただきました。
写真撮影はお施主さまが暮らし始めてから半年ほどのタイミングだったのですが、素敵で使い心地も良さそうな家具たちが入り、お施主さまのお好きな動物や昆虫のモチーフの小物がお家の至る所に散りばめられていて、とても楽しい空間になっていました。
私の特にお気に入りの空間はこの水回り。
必要以上に長居したくなるような気持ちの良い空間です。
写真撮影が終わった夕方の帰り道、振り返るとYNハウスの灯りがきらきらと輝いて見えました。
きっとこれからも楽しい小物が増えて、来客も増えて、賑やかなお家になっていくのだろうと思います。
これまで全3回に渡ってお施主さまによるレビューをご紹介させていただきました。
HOUZZというサイトでは他にもたくさんのレビューが掲載されていますので、よかったらそちらもご覧くださいね。
来年もたくさんの個性溢れるお施主さま、個性溢れるお家に出会えたら嬉しいなあと思います。
では、来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を〜!
スタッフY