年末年始の空気から少しずつ日常が戻って来た頃かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。2024年は様々な方向から、皆様の支えを頂き多くの活動を無事に行うことが出来ました。
本年も引続き、TAIMATSU一同が健やかに、元気良く目の前の様々な事柄に取り組んでいけるよう力を合わせていきますので、どうぞ宜しくお願い致します。
ここで改めて、私たちの2024年の活動の様子を振り返ってみたいと思います。
オフィスでの日常
築80年を超える渋谷の古民家に仕事場を移して1年半が経ちました。
小さな庭から眺める景色に心は満たされ、秋にはなんと柿も収穫!
一緒にオフィスをシェアするメンバーそれぞれとの交流も深まり、今年は一緒のプロジェクトが動き出しそうです。
古民家ならではの寒さ対策や日々のメンテナンスは必要ですが、「働く場所」に自分達が自ら工夫して手を施す事はとても楽しい。
それは日々の「暮らし」と同じではないかなと、大切なことを身を持って感じさせてくれています。
設計の活動について
2024年は東京での住宅を中心に多くのプロジェクトを完成させることが出来ました。
6mの擁壁の上に建つ谷中の住宅(仮称YNハウス)は、敷地条件の難しさに設計・施工共に苦労がありましたが、お引越し後の生活がとても活き活きとされていて嬉しかったです。
国分寺市のステップハウスは断熱性能・環境負荷についてお施主様と多くの議論や検討を進めたことで、私達自身も設計の視野を益々広げて考え、知識を深めるきっかけを与えてくれました。
世田谷区のシープハウスは、お施主様が共に完全リモートワークだった為、「仕事をすること」と「日々の生活」をどのように組み立ていくかについて、建築の内外に渡り特に考え抜いた設計でした。
同じく世田谷区では戸建住宅のリノベーション、インヘリットハウスも完成しました。こちらも自宅にオフィス機能を組み入れるプロジェクトで、仕事と家との関係が益々多様になってきたことを感じています。
他にも数件の新築やリノベーション工事も完成することができた中、住宅は改めて一人ひとりの生き方によって個性を放つということを認識することが出来た、とても大切な1年でした。
ワークショップについて
ささやかな活動ではありますが、まちのこども園という保育施設にて、屋上活用のためのDIYパーゴラづくりのワークショップを開催しました。
保育スタッフと保護者が一緒になって子供たちの遊び場をつくるとても楽しい機会の取りまとめをさせて頂きました。
DIY初心者の方にも楽しんでもらえるように、加工や形をシンプルにまとめて計画しました。
「ぼくのパパがつくったパーゴラだよ!」と自慢気に話す子がいたり、屋上でのひと休みやごっこ遊びのきっかけになっていると後日見聞きし、とても豊かな経験をさせて頂きました。
TAIMATSUの働き方について
健やかに、元気良く働くために小さな工夫を重ねていきたいと日々考えていますが、2024年はそれぞれが長期休暇を取得し、インプット週間をつくる事を試みました。
私は4歳の娘と一緒に、友人夫妻が主催する広島の自然保育認証園に通う一週間を過ごしてきました。
瀬戸内海の大自然の中で、只々子供たちと一緒に向き合った日々からは、仕事や家事に追われる日常では味わえない様々な気づきがあり、本当に充実の経験でした。
TAIMATSUのメンバーそれぞれが、こんなふうに自分自身の時間も大切にする機会があれば、人生が豊かになっていくなと改めて感じています。今年も楽しみです!
2025年新しい取り組みについて
引続き様々な設計の活動は続いていますが、今年は一つ大きな取組みがスタートする大切な1年ですので、少しだけご紹介させてください。
【集落での古民家事業をスタートします】
クラブハウス美山の設計などでかねてより交流のある新潟県糸魚川市にて、小さな集落に一棟の宿をオープンします。
もともと旅好きな私達ですが、仕事を通じても様々な地方に出かける中で「日本の美しい風景を継いでいく活動をしたい」と数年前から強く思い、試行錯誤してきました。
そんな中、昨年ご縁を頂き紹介された一棟の古民家に一目惚れ。ここからなら、自分達が温めてきた構想が実現出来るかもしれないとワクワクし、密かに準備を進めてきました。
早春の頃に本格オープン予定ですので、準備が整いましたら改めて詳しくご報告します。
また、これまでの準備の過程や事業の具体的な内容については、代表の宗則がこちらのnoteで更新予定です。ぜひお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございます。
2025年も私たちらしく、楽しみながら前進してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願い致します!