「既設と手数を減らし, 集いをつくる」場づくり
Roof Garden Yahho – 大屋根ガーデン・ヤッホー-
千葉ウシノヒロバ、利用者のための広場となるRoof Garden Yahhoを設計した。この施設は牧場をはじめとした様々な事業を展開する場であり、全体の設計者(マスターアーキテクト)として関わった。
これまで牛が暮らしていた預託牛舎の広大な屋根を活かして,来場者が集えるスペース, 大屋根ガーデンYAHHO(ヤッホー)へと改修した.南北にまたがる育成牛舎の間はフリ−バ−ン形式の自由に歩き回れるパドックとなっていたが, 長い屋根が向き合う軸性のあるオープンエア空間をそのままに, 施設の中心的な広場としての姿を目指し設計を進めた. 主な改修は旧牛舎の古い牧柵を撤去し, 中央に芝生を敷くというミニマムな手数に過ぎないが, 周囲の老朽化した建物群を状況に応じながら整理することで広場に視認性が生まれ、来場者が自然変化を感じられる活動の中心的広場へと変化した.