ローディング

ガーナの村、大きな屋根をつくることから

WORKS

-Ghana Chocolate School-

学校建設によるソーシャルデザインの一歩

 

 

西アフリカ・ガーナ共和国。都市部から遠く離れた湖畔の村に学校を建設することになった。NPOの依頼ではじまったプロジェクト。学校に必要なものとして、求められた条件は小学校6教室と幼稚園2教室、そして住み込みで働いてくれる先生たちの寄宿舎とサッカーが大好きな子どもたちのためのグラウンド。 まずは現在の村にある屋根だけの学校の良さと、問題点を分析するところから始めた。

 

 

風通しと視線の抜けが心地いい教室は、隣同士の授業の声は聞こえるけれども、どの子どもたちも見渡せて安心がある。その一方で雨と日差しを遮るしっかりとした屋根と壁が求めらた。私たち設計としての提案したコンセプトは「村の大きな屋根」をつくること。学校としての機能だけでなく、村のコミュニティの拠点となるような建物を提案した。教室内にある廊下で繋がった教室同士はオープンに広がり、間には教室と同じ広さのテラスを内包している。給食を提供したり、朝夕の集会スペースにもなるテラスからは大人たちも授業が覗けるように窓をつけた。焼きレンガで造られたしっかりとした建物でありながら、村のやわらかな雰囲気を受け継いでいける学校。また、子どもたちの授業のためだけでなく、村の大事なコミュニティを育む場所として、この村に新たな学校を建設した。

【建築概要】

所在地:Ghana Volta州 Abui-Tsita村

用途:小学校・幼稚園

構造/規模:RC造・組積レンガ造

敷地面積:3.0ha

建築面積:1,486㎡

延床面積:1,222㎡

竣工年月:2018.04