stair house -下連雀の家-
「階段が繋ぎ、隔て、見せる」家づくり
stair house -下連雀の家-
東京都三鷹市.
塔状の3階建て2世帯住宅. 階段動線を正面にだけ配置することで. 窓と居室を大きく. 三鷹と吉祥寺の間. 住宅街に建つ2世帯住宅のである. 家の前の道は, 商店街の名残を感じられる, 人通りも車も通る少し賑やかな道. 祖父母の代から住んだ土地に新たな家を建て替える計画をした. 間口は2間(けん)が目一杯の敷地幅. 隣家も肩をくっつけるように建ってる中で, 高さを目一杯確保し. 3階建てとした. 計画の要となった2世帯の動線としての階段は, 建物の前面に持ってくることで, 室内における無駄な場所を減らしていた. 階段はそのまま屋上へ伸び, 屋上への塔屋がファサードとして表れ. 4階建てのように見えるプロポーションとした. 細長い敷地形状のため, 家の奥まで光が届くように, 階段のファサードとなった南側の窓は出来るだけ大きく確保し, どの階でも光と風が抜けるよう配慮している. 一階の玄関には, 前を登下校する子供達に人気の飼い犬のためのスペースも.かつての家のように, 玄関を介してすぐに道路へ繋がるご両親のスペース. 玄関からすぐに2階へと階段が伸びていく. 階段を介して, 街の風景が光と共に家の奥まで届いてゆく. 屋上は3方は開けた開放的な見晴らし. 街の夜景に階段のシルエットが浮かび上がる.