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TAIMATSUのはじまり。までの軌跡

NOTE

先日、TAIMATSUのWebサイトをつくって頂いた、デザイン事務所ONさんとコピーライター事務所のハタジルシさんとWebサイトオープンの打上げをしました。最初にサイトの依頼をお願いしに伺ったのが、昨年9月。10ヶ月ほどの時間をかけてこのサイトは作っていただきました。

自分で仕事を始めて数年経っていたのですが、夫婦それぞれの事務所であったこともあり、そろそろ一緒の事務所に統合しようと考えてたのが始まりでした。事務所を一緒にするのであれば、改めてサイトにて発信していきたいと考え、漠然とした中で伺ったのが最初の出会い。まずはONさんの事務所に伺い、次の打合せからはコピーライトを担当して頂いたハタジルシさんにも参加して頂くことになりました。これまでの経緯やこれからの展望など、小っ恥ずかしいことも含め、あらゆることをヒアリングしてもらうところからのスタート。そんな中で、「事務所名はどちらの名前にしますか?」との質問に。SUPER PIXEL と FAR  という名が以前のそれぞれの事務所名だったのですが、「事務所名も改めましょう!提案させてください!」と思わぬ展開になり、せっかくなので提案をお願いしたのが、TAIMATSUへのはじまりです。

私たち設計事務所は建築デザインというものづくりの仕事なので、当たり前のようにWebページも社名も自分たちで手を動かしてきました。そこはやはり、餅は餅屋。専門の方々に任せるのが最もだと、今回のプロセスの中で感じることができた一年でした。

まずは、社名から。あらゆるヒアリングをもとに、10を超える社名案が並びました。どれもハタジルシさんの熟考の末の魅力的な名前ばかり。印象的だったのが、温かさや、火から連想する名前が多かったことです。設計事務所と火。家と火。あまりいいイメージに繋がりにくいのですが、それは、僕らから感じ取り生まれた言葉たちなのでしょう。遠く先に見える街灯(まちあかり)のように。暗闇の中をそっと導いてくれる灯火(ともしび)をのように。人びとが囲い、集まる炉灯(ろあかり)のように。直接的ではないにせよ、どこか温かさや目印になるような名前が多かったです。そして、決まったのが、TAIMATSU(たいまつ)です。大胆にもダイレクトに火を連想する言葉でしたが、発音の力強さ、響き、綴り、漢字にしたときの松明(タイマツ)。“松”からうまれる明かりという元来の意味もあって、決まりました。

社名が決まった後は、ONさんにロゴの提案をしてもらうことに。こちらも数多くの提案をいただきました。TAIMATSUという言葉のイメージから、ロゴという形になった提案の数々はこれまたどれも楽しいものばかり。そんな中で選ばれたのが、こちらになります。

 

TAIMATSUという力強さや、楽しさ。また、松の葉の形から家を連想させる型取りをして、このようなロゴが生まれました。元気に仕事ができそうな印象が一番気に入っています。

新たな社名にもロゴにも、設計事務所やアーキテクトという名を加えませんでした。それは、これからの自分たちの仕事への想いが込められています。私たちは設計事務所ですが、住まいや施設など建物の図面を描いて設計するという一般的な設計事務所をイメージする仕事だけではなく、その場を盛り上げるワクワクするような企画を提案をしたり、今まで使われていた場所に新たな楽しさを加えた場所の運営に携わったり。日本だけでなく、アジアやアフリカで仕事もしたりと、これからも設計事務所の枠をはみ出して何でもやっていこう!という気持ちが溢れています。Webサイトのはじまりは、TAIMATSUのはじまり。今まで通り、今まで以上に、興味と可能性を広げて。楽しくやっていきたいと思います。

というわけで、ONのみなさま、ハタジルシのみなさま、お世話になりました。楽しい楽しい、一年でした。そして、これからも楽しいことがご一緒できるよう、どうぞよろしくお願い致します!

ONの平田さん、暑い中の撮影もありがとうございました!