「風と景色が抜ける」場づくり
Triangle Kitchen – サニタリー群 キッチン-
千葉ウシノヒロバ内、キャンプ利用者のためのキッチン棟を設計した。この施設は牧場をはじめとした様々な事業を展開する場であり、全体の設計者(マスターアーキテクト)として関わった。
キッチン棟は利用者の使い勝手を出来るだけシンプルにデザインすることを意識した。時間帯により利用が集中する場であるからこそ、通り抜けが出来る動線は利用者の活発な流動を促す。向かい合うシンクの中心にも洗い物が置けるように木材で仕上げ、砂利敷きの通路は靴の裏の汚れをさりげなく和らげる。トイレ棟と同様、キャンプ場のテントのようなシンプルな形は、夜の暗闇に光が灯ると遠くからでも、ランドマークとして目指すことができる。