ローディング

center house

WORKS

 

器用仕事の継承」としての場づくり


center house   – センターハウス-

千葉ウシノヒロバ、利用者のためのcenter houseを設計した。この施設は牧場をはじめとした様々な事業を展開する場であり、全体の設計者(マスターアーキテクト)として関わった。

 

農機具倉庫として使用されていた建物の中にはこれまでの施設管理者たちの営繕仕事の道具やまだまだ再利用できそうな資材が保管されていた. 何かに使える可能性を残した器用仕事の材料として, 年季の入った資材や器具が並ぶ姿は清々しくも見えてくる. 内部のボールト天井を活かし,受付と売店となるセンタ−ハウスに改修.古い倉庫をただ解体し廃棄物を増やすのではなく,大がかりな改修工事をしなくとも,これまでの使われ方からなる状態や空間の特徴を活かし,場として甦らすことに注力した.かつて使われていた棚やハシゴを商品展示のために再利用し, 時を経た建物に馴染んだ什器を設えた.

【建築概要】

所在地:千葉県千葉市

用途:インフォメーション

構造/規模:鉄骨造

敷地面積:10ha

建築面積:96㎡

延床面積:96㎡

竣工年月:2020.11

施工:湯川工務店

写真:足袋井竜也