「キャンプエリアの拠り所」としての場づくり
THE LODGE – キャンプサイト ロッジ-
千葉ウシノヒロバ内、キャンプ利用者のためにロッジを設計した. この施設は牧場をはじめとした様々な事業を展開する場であり、全体の設計者(マスターアーキテクト)として関わった.
もともと牧草地だった場所を区画のないキャンプエリアとして継承し,そこに4棟のロッジを計画した.宿泊者同士の領域が曖昧なフリーサイトでは,その時々の状況により見えない秩序が生まれる.テント宿泊客とロッジ宿泊客が同じ秩序の中でそれぞれのキャンプを楽しむには”お互いにとって居心地が良いロッジ”である必要があった.そこで,南北に2棟ずつ軸をずらしながら分散配置し,且つ,極力オープンで視線の抜ける東屋のような建築とした.エリア全体でロッジの存在を共有共存できることを目指している.(川上美里/ダイヤモンド設計)